書斎から見下ろすリビングとダイニング。リビングの窓は外付けブラインドで日射を遮蔽できる。
心地よい居場所が点在する くつろぎのスキップフロア 新潟市 U邸
切妻屋根の家が3軒連なるうちの中央に立つU邸。この3軒は全てオーガニックスタジオ新潟が手掛けた家で、統一感のある街並みがつくられています。 緑が茂るアプローチを通り玄関ドアを開くと、奥の南庭まで視線が抜けます。吹き抜けのリビングには、南側の大窓からさんさんと日光が注ぎ、冬の暖房エネルギーを大幅に削減。夏には外付けの電動ブラインドを降ろして冷房エネルギーを削減することで、夏と冬の太陽をうまく活かしたパッシブ設計が実践されています。 壁には高性能グラスウール210㎜の断熱材を使用し外皮の断熱性を高め、樹脂のトリプルサッシによりHEAT20のG2を満たしています。換気は90%回収の全熱交換タイプを搭載。 2.8kwの小型エアコンを床下に1台設置して全館暖房し、夏は2階ホールの1台で全館冷房を実現しています。「高い断熱性」「パッシブ設計」「最適化されたミニマムな冷暖房計画」の3つが揃った、家計にも優しく、地球環境にも優しい家。日本エコハウス大賞グランプリ受賞実績のある同社の、エコハウスの設計手法がよく分かる住宅です。 「冬、玄関に入った瞬間に感じる快適さがたまらないですね。家中が暖かく、お風呂上がりも寒くないですし」とご主人。「子どもたちも家で遊びたがるようになりました」(奥様)。夏も冬も快適で暮らせる住まいに、ご家族の笑顔と笑い声があふれていました。
U邸の中心にある中2階の書斎は縦に伸びる空間。ご主人の仕事用に使っているが、子どもたちの勉強スペースとしても活用予定。
リビングから和室と書斎を眺める。和室の一角にはピアノが置かれており、ここで演奏すると家中にピアノの音色が響き渡る。
ガゲナウの食洗器が組み込まれた造作キッチン。ここからダイニングやリビング、正面の和室や書斎まで見渡せる。
子ども部屋は仕切らずにフリースペースとして活用している。梁を利用したブランコはお子様のお気に入り。
芝生の庭と繋がる日当たりのいいウッドデッキは、ダイニングのベンチから連続する空間。
平入りの家が連なり、伝統的な日本の街並みのような風景が完成した。中央がU邸。右端はオーガニックスタジオ新潟のモデルハウス。
1F
2F
DATA | |
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家族構成 | 夫婦 子ども2人 |
竣工日 | 2018年12月 |
構造 | 木造軸組工法 |
延床面積 |
120.63m²
(36.50坪)
1F 67.75m² (20.50坪) 2F 52.88m² (16.00坪) |
断熱気密