リビングからダイニングとキッチンを眺める。ダイニングのソファや収納棚を造作し、主張しない落ち着いた空間に仕上げた。
木の素材感を大切にした 心地いい居場所が繋がる家 新潟市 S邸
じっくりと時間を掛けて、打ち合わせを重ねながら完成させたというS邸。「木の素材感を楽しめる家にしたかった」というご夫婦の希望に対してビルダーの担当者は、オークの床に、木の質感あふれる造作家具が融合する空間を提案しました。 キッチン、ダイニング、リビング、和室が、どこも心地のいい居場所となっており、それぞれの場所で過ごす家族が互いの気配を感じながら過ごせます。 また、内部を間仕切るのに、引き戸を中心に採用。天井まで高さのある建具で、開放時には広々とした空間が生まれます。緻密に計画された造作家具や照明で場所ごとに変化を付けながらも目線が抜ける設計で、開放感と一体感を感じさせる豊かな住空間が完成しました。
リビングの外は庭で、キッチン側からはリビング越しに庭まで見渡せる。庭では野菜などを育てる計画を立てているそう。
シンプルで使いやすい造り付けのTVボードがあるリビング。日中はハイサイドライトから光を取り込み、夜はスポットライトがムードのある空間を演出する。
引き込み式の戸でリビングと一体になる和室。フルハイドアで存在感を抑えた奥の扉の先には、2畳分の収納が隠されている。
写真では見えないが、洗面室とキッチンが横並びになっているので家事効率もいい。ダイニングは落ち着ける“たまり”を意識した空間で、お子様たちが描いた絵などを飾れるように壁にはコルクを張っている。
玄関からリビングへと目線が抜け、広がりを感じさせる設計。ニッチの木の板は「子どもたちの思い出になるように」(ご夫婦)と家族で張ったもの。
ビターブラウンカラーのガルバリウムでシンプルにまとめた外観。壁直下率を高めて安定感のある構造にしている。
DATA | |
---|---|
家族構成 | 夫婦 子ども 子ども3人 |
竣工日 | 2016年04月 |
構造 | 木造軸組工法 |
延床面積 |
122.82m²
(37.08坪)
1F 69.00m² (20.83坪) 2F 53.82m² (16.25坪) |