まるでリゾートの開放感2つの中庭を囲む大屋根のコートハウス
所在地/胎内市 家族構成/夫婦+子ども2人+母 竣工/2010年11月構造/木造軸組工法 延床面積175.62m²(53.20坪) ※ガレージ含まず 1階121.91m²(36.90坪) 2階53.71m²(16.30坪) ガレージ33.00m²(10.00坪)
わが家のココが好き
ガレージと建物に囲まれた空間は、外からの視線が届かない家族だけのプライベート空間。リビングを挟んだ向こう側(写真中央奥)には、家の中心を屋根ごとくりぬいたような、もう一つの中庭がある。
プライバシーを守りながらも、開放的に暮らしたい。幹線道路沿いにあった旧家で暮らしていたGさんご夫婦が新居に求めた、家づくりのテーマでした。「設計をしてくれた建築士さんには大まかな要望だけを伝えて、あとはお任せしました。余計な口を出すことで発想の幅を狭めてほしくなかったので、自由に提案してもらったんです」(ご主人)。
幾つかの案から選んだプランをベースに、細部を打ち合わせて進んだ設計。そうして完成したのは、2つの中庭を抱いた大屋根の家でした。表通りからの視線をRCのガレージで遮りつつ、それぞれの庭に面して大きな開口を設けることで、リゾート地のような開放感を演出。屋根をくりぬくように造られた中庭は、家中に光と風を届けてくれる役割も担います。
開口部が少ない外観と、開放感に満ちた内部とのギャップも心地よいG邸。ご夫婦の想像を超えたアイデアが、期待以上の暮らしを生みました。
吹き抜けを通してリビングを見下ろす。リビングは大屋根の勾配を生かした大空間。
ストーブの煙突が突き出た大屋根が印象的な外観。道路側に横たわるガレージで、通りからの視線は遮られる。
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