ここでしかできない暮らし ちょうどいい贅沢
所在地/三条市 家族構成/夫婦+子ども1人 竣工/2009年6月 構造/木造軸組工法 延床面積102.75m²(31.00坪) 1階58.79m²(17.7515.25坪) 2階43.96m²(13.25坪) 本体工事費/1,350万円
ポイント
土間のダイニング・キッチンを擁するLDK。リビングの吹き抜け上部には、段違いに並ぶ空中廊下が。
共に20代を東京で過ごし、結婚から半年でご主人の故郷、三条市に移り住んだHさんご夫婦。お子様の誕生をきっかけに家づくりを決意したご夫婦は、お二人にとっての「幸せな暮らし」をイメージする過程で「新潟の暮らしの豊かさを実感できた」と言います。
「東京の暮らしは、便利さを追求するものだと思います。でも、私達夫婦にとっては、便利さが幸せには繋がらなかった。むしろ、不便な中にこそ本当の贅沢がある。今ではそう思っています」(ご夫婦)
そうして完成したH邸は、利便性や機能性よりも、暮らしを楽しむための遊び心を盛り込んだ家になりました。菜園に面したダイニング・キッチンは、外との繋がりを楽しむため一面の土間スペース。そして、リビングの吹き抜けには、不思議な造りの空中廊下が。
「家を小さめに建てたので、余ったスペースで菜園も楽しめています。家も、私達にとってはちょうどいい広さ。ゆっくり流れる時間を楽しんでいます」(ご主人)
リビングの吹き抜け上部に浮かぶ2つの箱は、2階ホールから子ども部屋へと続く空中廊下。リビングを印象的なものにしている、遊び心いっぱいのアイデア。
【子ども部屋】2階の子ども部屋は、将来的に2部屋として使えるよう、広めに設計。現在はご家族の寝室として利用している。
【リビング】吹き抜け上部に大きなFIX窓を備えた、開放的なリビング。床には経年変化を楽しめるパイン材を使用した。
【ダイニング・キッチン】土間で仕上げたダイニング・キッチン。写真左の掃き出し窓から庭の菜園に繋がる。
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