目の前に広がる青緑の水平線。空と海を携えた暮らし
所在地/柏崎市 家族構成/夫婦+子ども2人 竣工/2009年9月 構造/木造軸組工法(NAP工法) 延床面積²136.26m²(41.14坪) 1階 83.95m²(25.35坪)2階 52.31m²(15.79坪) 本体工事費/2,200万円
ポイント
大開口を設けたリビングに、第2のリビングとも言えるテラスを併設。海沿いの家は眺望の良さとは裏腹に、塩害のリスクもある。そこで、ウッドデッキの代わりにタイル張りのテラスにした。
海を眺めながらの暮らし---憧れを抱く人は少なくないはずです。W家はそんな、人も羨む生活を送っています。本海だけでなく市内も一望できる高台の土地は、周辺に緑もあり、自然の恩恵を享受できる環境。
それを踏まえ、自然素材による家づくりが得意な会社に建築を依頼しました。広大な空と海を携えたリビング&テラスが、W家の中心です。しかし北側。「採光の点で設計士さんも悩まれていましたが、やはりこの土地の特徴を最大限に生かしたかった」(ご主人)。そこで、リビングの対面に当たる南側にウッドデッキと小庭が付いたダイニングを設けることにより、問題を解決しました。
W邸には冷房機器がありません。夏になると涼風が家の中を通り抜け、とても心地良いそうです。反面、「さすがに冬は海風が凄くて」と苦笑いのご主人。しかしそれも、新潟の自然を感じられる生活の一片として楽しんでいるご様子です。
紺碧の空と海をバックに、優しい趣を醸す無垢材を差し色にして淡い色でまとめた家屋が一際映える。目隠しの向こうがウッドデッキと小庭。
キッチンから、リビング・ダイニング、スキップフロアのお子様の部屋、そしてメインビューの海までが一望に。家族のコミュニケーションのために、できるだけ間仕切りを少なくして一体空間をつくり上げた。温かみを感じさせる床の檜材が印象的。
寝室の一角にある書斎コーナーにも2面に開口部を設け、四季折々、景観を楽しめるようにした。
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