家族の「ちょうどいい」をカタチにしたコンパクトな平屋
所在地/阿賀野市 家族構成/夫婦+子ども1人 竣工/2012年4月 構造/木造軸組工法 延床面積86.12m²(26.05坪) 1階86.12m²(26.05坪) 本体工事費:1,890万円/坪単価73万円
ポイント
赤い外壁と白いウッドデッキの組み合わせが青空に映えるK邸。「大草原の小さな家」をイメージして、建具や水栓など細部にまでこだわって仕上げた。
Kさんご夫婦が新居に望んだのは「小さな平屋の住まい」。そこにはご主人のある思いがありました。「自分の実家がそうだったんですが、必要以上の広さや部屋数があっても、いずれその空間は使わなくなるんですよね。だから家を建てるなら、『家族3人が暮らすのにちょうどいい大きさの家』にしようと考えていました」(ご主人)。
完成したK邸は、鮮やかなスカンジナビアンレッドの外壁と白いウッドデッキのコントラストが美しい、延床面積約26坪のコンパクトな平屋。室内に一歩入ると、木の香りが漂うナチュラルな空間が広がります。オープンスタイルのLDKは、ウッドデッキに繋がる大きな窓から光が注ぐ、明るく開放的な空間に。料理好きのご夫婦がこだわったキッチンは、木製カウンターにモザイクタイル、IKEAのキャビネットを組み合わせて、温かみを感じるデザインで造作しました。
「家族をいつも近くに感じながら過ごせる――。これが平屋の一番のぜいたくだと思っています」(ご夫婦)。
オリジナルのアイランド型キッチンは、使い勝手とデザインにこだわって造作した。「毎日楽しく使えるように、個性的でありながら温もりを感じられるデザインにしてもらいました」(ご夫婦)。
一繋がりになったオープンなLDKは、壁の一面だけを緑色にして、カラフルな照明やインテリアなどで個性を出した。キッチンに立てば、リビングやダイニングでくつろぐ家族の顔も見えるレイアウトになっている。
モザイクタイルのかわいらしいキッチンが、ナチュラルな空間になじむ。キッチン背面の木製引き戸を開けると、洗面脱衣室へと繋がる。
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