キッチンから眺めるリビング・ダイニングと、木塀に囲まれた庭。中央の窓はフィックス。両サイドの引き違い窓から濡れ縁に出られる。
3連の窓から庭を眺める 深い軒のある住まい 新潟市 M邸
「総合住宅展示場を回ってみても、あまりピンとこなかったんです」と奥様。「その後、ウェブで検索をしていたらオーガニックスタジオ新潟の相模社長のユーチューブを見つけて、お話しされている内容に興味を持つようになりました」(ご主人)。真冬にモデルハウスを訪れると、その暖かさに驚かされたといいます。「社長やスタッフの方とラフに話せる雰囲気もいいなと思いました」(奥様)。 希望したのはL字型のキッチンと庭。あとはお任せすることにしたのだそう。そうして、3連の窓から庭を眺められる住まいが完成しました。LDKの中央は円テーブルが置かれたダイニング。奥まった場所には、奥様が希望したL字型キッチンと大きな作業台が造作されています。「作業台は食事の準備をするのに便利ですし、子どもたちと一緒にホットケーキなどのお菓子作りをするのにも役立っています」と奥様。作業台の前に立てば、庭で遊ぶ子どもたちの様子も眺められます。 冬の日射取得や夏の日射遮蔽もよく考えられており、夏も冬もエアコン1台で家じゅうを快適温度に保てるのも特長。「期待していた通りで、冬は玄関から暖かく快適です。夏は深い軒のおかげで日差しが入りにくく過ごしやすかったです」(ご主人)。「この家に住んでからは、休日に家でゆっくり過ごす時間が楽しくなりました」(奥様)。
杉板外壁のシンプルな総2階に、しっかりと軒が伸びる落ち着いた佇まい。杉板を前後で互い違いに張った大和塀が通りからの視線を遮ってくれる。
シンプルな空間に北欧デザインの家具や照明が似合う。ペンダントライトは銅シェードが印象的なルイスポールセンのPH5カッパー。
短い動線で作業ができる造作のL字型キッチンはAEGの食洗機付き。隣の食器棚も含めて空間に調和するように造り込まれている。大ぶりの白いタイルが主張しないアクセント。
上階からの光を落とす吹き抜けは、空気を循環させる役割も担う。ソファはカリモクニュースタンダードのエレファントソファ。
吹き抜けと階段によって空気が循環する2階は開放的な間取り。左奥に見える10畳の空間は、将来的に2室に分けて使うことができる。
玄関の正面はカウンター付きの収納で、季節のしつらえが見られる。間接照明の光が温もりを感じさせる空間。
洗面室の隣に設けられた書斎には、ご主人のカメラのコレクションがずらり。
1F
2F
DATA | |
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家族構成 | 夫婦 子ども2人 |
竣工日 | 2022年10月 |
構造 | 木造軸組工法 |
延床面積 |
112.33m²
(33.99坪)
1F 58.50m² (17.70坪) 2F 53.83m² (16.29坪) |