建物の幅は3間(約5.5m)。隣家が迫る両サイドからは光が入りにくいため、天窓で光を補っている。LDKは床暖房でぽかぽかと快適。
建物が密集する細長い敷地で叶えた 明るく心地いい2階リビング 新潟市 I邸
奥様の実家の土地を譲り受け、新築をしたIさんご夫婦。市街地にあるその土地は、間口が狭く奥行が長い形状。さらに、「3方向に建物が近接し、光を取り込むのが難しい敷地でした」とご主人。いくつかのビルダーにプランニングを依頼した中で、土地の特徴に合わせた最も魅力的な提案をしてくれたビルダーに建築を依頼しました。 光が当たりにくい1階には寝室や個室を配し、家族が長い時間を過ごすLDKを2階にレイアウト。家の中央には光を取り込むための中庭、リビングには天窓を設けたことで、十分な明るさと開放感を得ることができました。「シンプルで使いやすく、掃除もしやすい家になりました」と、大満足の住まいで新しい暮らしが始まりました。
外からの目線を気にせずに暮らせるように、通り側は開口部を少なめに。1階部分は高めの塀でプライバシーを確保している。
玄関ドアを開くと、隣にはシンボルツリーがある中庭、頭上には吹き抜けの空間が広がる。夜になると庭木はライトアップで幻想的に浮かび上がる。
「キッチンを中心に回遊できる動線も便利ですね」(奥様)。昼間は自然光で明るく、夜になると間接照明の光で落ち着いた大人の雰囲気に変わる。
キッチンの正面には大きなガラスを設置。「料理の時間、ガラス越しに上の子と向かい合って過ごしたりしています(笑)」と奥様。奥にはちょっとした作業に便利なPCスペースが。
洗面脱衣室からリビング方向を眺める。奥行の長い町屋のような形で、長い廊下はお子様が走り回るのに最適な場所になっている。
リビングと反対の北西端に位置する洗面脱衣室。天井には格納式の2本の物干しポールがあるので、洗濯の後にそのまま物干しができる。隣にはウオークインクロゼットがあるので、服の収納や着替えもスムーズ。
DATA | |
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家族構成 | 夫婦 子ども2人 |
竣工日 | 2017年11月 |
構造 | 木造軸組工法 |
延床面積 |
129.05m²
(38.95坪)
1F 58.62m² (17.69坪) 2F 70.43m² (21.26坪) 備考 ※建築主様のご要望で平面図は省きます。 |