和室からLDKを望む。床板のアカシアの無垢材が醸す柔らかな趣も手伝い、伸びやかな空間のH邸。トイレを家の両側の居室脇に1つずつ設けるなど、使いやすさが十分に考慮された間取りになっている。「建築士さんから平屋の提案があったからこそ、快適な暮らしが実現しました」(ご夫婦)。
平屋が叶えたオープンな間取りと ストレスのない生活動線 三条市 H邸
「家事をする上で動線が楽ですし、年を取ってからの生活も考えて」と、ご夫婦は建築士からの提案で130坪の土地に平屋を建てました。日常生活の利便性に加え、2階建てと比べて、同じ延床面積であれば建築コストを抑えられること、住居以外の土地のメンテナンスが少なくて済むことなどの利点が、この平屋のプランにはありました。 家の中心は、デザインタイルが印象的なオープンキッチン。家族がどこに居ても気配を感じられる間取りで、正面には坪庭が見えます。内装デザインはご夫婦が雑誌やインターネットで見つけたものを参考に、施工会社のインテリアコーディネーターと一緒に考えました。ご夫婦と施工会社のセンスの良さが垣間見えるお宅です。
リビングと和室、その境界に垂れ下がっているのは間仕切りのロールカーテン。空間の開放感を生かすため、あえて引き戸の代わりに採り入れた。
「南欧風のイメージを思い描いて」(奥様)、清潔感のある白を基調に爽やかなカラーのデザインタイルを使用した。視線の先には、ウッドデッキを備えた約10畳の坪庭が広がる。
坪庭にはLDKからの延長でウッドデッキを設置。アウトドアリビングとして活躍する。
「外観もシンプルにしたかった」(ご主人)と、モノトーンでまとめた。坪庭の塀がファサードのアクセントになっている。坪庭や外構はこれから整えていく予定。
アーチ壁と照明が特徴的な玄関。
トイレをはじめ随所に差し色として採用したブルーはご主人が好きな色。キッチンと同様に、爽やかなイメージを演出。
DATA | |
---|---|
家族構成 | 夫婦 子ども2人 |
竣工日 | 2017年03月 |
構造 | 木造軸組工法 |
延床面積 |
116.76m²
(35.24坪)
1F 116.76m² (35.24坪) |