床材はラフな雰囲気が味のある幅広のボルドーパイン。余ったレッドシダーで造ってもらったという座卓が部屋の真ん中に置かれている。
眺望抜群のウッドデッキ 秋葉山の高台で景色を愉しむ暮らし 新潟市 H邸
「眺めのいい場所で暮らしたい」と、秋葉山近くの高台の土地を購入したHさんご夫婦。建築士に要望したのは、ラフな雰囲気で年月を重ねるごとに味わいが増していく住まいでした。 ご夫婦の要望から建築士が考えたのは、「開放的でありながらも、落ち着いた雰囲気の家」。見晴らしのいい北東側には、屋根を架けた広めのウッドデッキが設けられ、緑あふれる里山の風景を眺めながら、リラックスした時間が過ごせます。「ここで梅干し作りや、味噌作りなどもしてみたいですね」と奥様。 室内は、ラワンを使った家具や建具が造作され、無骨な表情と手作りの味わいに満ちています。「緑が多くて気持ちのいい場所です。これから庭も作り込んで行きたいですね」(ご主人)。
屋根にしっかり守られた8畳のウッドデッキ。北東向きなので、朝方は朝日で満たされ、太陽が昇ってくると景色が鮮やかに見える。床板の杉はさらりとしていて心地よく、室内にいるような感覚だ。
寝室からはウッドデッキとリビングが見渡せる。大きな造作の障子は、和の要素を用いながらもシンプルでモダンなデザイン。
リビングを見渡せるキッチンは程よく独立した空間。ラワンの突板で仕上げた造作家具や建具も家の雰囲気に合っている。
キッチンは白いタイルがさりげないアクセント。さまざまな場所にグリーンが配され、爽やかな雰囲気をつくり出している。
扉に無垢を使ったウッドワン社のキッチンが似合う。奥に見えるデスクは勉強スペースやパソコンスペースとして活用予定。
秋葉山の高台に立つH邸。ブルーグレーの杉板張りの外壁は、主張することなく緑豊かな住宅街にしっくりと溶け込んでいる。
1F平面図
2F平面図
DATA | |
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家族構成 | 夫婦 子ども 子ども2人 |
竣工日 | 2017年04月 |
構造 | 木造軸組工法 |
延床面積 |
101.22m²
(30.55坪)
1F 70.17m² (21.18坪) 2F 31.05m² (9.37坪) |
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